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営業一筋30年から社長へ。北國銀行・米谷治彦氏に見る「学習する組織」と集合知の経営実践 [BBT経営塾 50期開講記念 特別対談レポート]

株式会社北國銀行

営業一筋30年から社長へ。北國銀行・米谷治彦氏に見る「学習する組織」と集合知の経営実践 [BBT経営塾 50期開講記念 特別対談レポート]
株式会社北國銀行は、石川県金沢市に本店を置き、地域のリーディングバンクとして活動。常に地域とともに歩むパートナーとして、社会構造の大きな変化に合わせた「新しいことへの挑戦」と「進化」を続けています。

はじめに

本レポートは、BBT経営塾50期開講記念として開催した特別対談セミナー「営業一筋30年から社長へ――『学習する組織』への変革と集合知の経営実践」の内容をもとに構成しています。

登壇したのは、株式会社北國銀行 代表取締役社長の米谷治彦氏です。米谷氏は、1993年の入行以来、長く営業の現場に携わり、2025年に代表取締役社長に就任しました。

ここでは、特別対談セミナーで語られた米谷氏の発言をもとに、BBT経営塾への入塾時の課題認識、BBT経営塾で印象に残っている学び、北國銀行・CCIグループにおける人的資本経営の取り組み、そして学び続けることへの考えを整理します。米谷氏の言葉を手がかりに、学び続けることが個人、組織、地域にどのように広がっていくのかを見ていきます。

1. 入塾時に感じていた課題認識

米谷氏にとってBBT経営塾は、銀行の外にある視点に触れ、自分自身の考え方を問い直す場でもありました。

2. BBT経営塾で印象に残っている学び

RTOCS®で求められるのは、あらかじめ用意された正解を探すことではありません。

RTOCS®の進め方
図1 RTOCS®の進め方

RTOCS®では、現在進行形の経営課題を題材に、経営者の立場で何を見極め、どう舵を切るのかを考えます。限られた情報の中で自分なりの判断を示し、他者との議論を通じて視点を広げていくことが、米谷氏の語る「正解を探すのではなく、自分なりの判断を繰り返す」学びにつながっています。

3. 塾生同士の議論から生まれる集合知

自分だけで考えて答えを出すのではなく、他の塾生の判断に触れることで、別の答えが見えてくる。米谷氏は、その経験を集合知として受け止めています。

講義や課題だけではなく、塾生同士の自主的な勉強会も、集合知を生む場になっていたことが分かります。BBT経営塾では、経営者・経営幹部候補が、現在進行形の経営課題に対して自分ならどう判断するかを考え、異業種の参加者との議論を通じて視点を広げていきます。

BBT経営塾のカリキュラムや法人派遣での活用方法については、資料をご覧ください。

4. 経営者になって活きた、事実を多面的に捉える視点

経営者になってから、BBT経営塾での学びが具体的に活かされた場面はあるのか。
その問いへの回答として、米谷氏は、金利環境の変化を例に挙げています。

BBT経営塾での学びが、経営者になってからどう活きているのか。その答えとして示されているのは、金利環境の変化や他社の動きにそのまま反応するのではなく、一つの事実を様々な角度から見て、自社にとっての意味や時間軸を含めて考えることです。

5. 外部環境を理由に立ち止まらないという考え方

一つの事実をどう捉えるかという視点は、地域経済や地方企業を取り巻く環境を見るうえでも重要になります。米谷氏は、銀行員として多くの企業と向き合ってきた経験を、次のように語っています。

一方で、逆境の中でも前向きに構想する経営者にも出会ってきたといいます。

地方を取り巻く現状について、米谷氏はこう続けます。 

米谷氏の言葉から見えてくるのは、地域の課題を悲観材料として見るのではなく、構想の出発点として捉える姿勢です。

6. 北國銀行・CCIグループの人的資本経営

北國銀行を含むCCIグループでは、人的資本経営をどのように実践しているのか。
米谷氏はまず、グループとして大切にしている考え方について話しています。

北國銀行を含むCCIグループでは、地域企業を支えるためのサービスや機能を広げています。米谷氏は、その事業戦略を実行するうえで、人材のキャリア自律が重要になると話します。

CCIグループでは、2022年からキャリア型人事制度へ移行しています。

報酬制度についても、次のように話しています。 

キャリア自律を支える仕組みとして、キャリア支援金も導入しています。

人的資本経営は、制度を変えるだけでは終わりません。
CCIグループでは、事業ポートフォリオと人材ポートフォリオを結びつけ、人材がグループ内外で活躍していく流れをつくろうとしています。

社員の挑戦を支える仕組みについても、具体的な取り組みが語られています。

リスキリングや高度教育への投資も進めています。米谷氏自身も、BBT経営塾の受講後、リベラルアーツ、ノーコードを活用したデジタル実践、英語、生成AIなど、継続的に学び続けています。

CCIグループの人的資本経営から見えてくるのは、人を管理する対象としてではなく、事業を動かし、地域に価値を生み出す存在として捉える考え方です。そこに、米谷氏が語る「学習する組織」の実践があります。

図2 CCIグループにおける人的資本経営の全体像
図2 CCIグループにおける人的資本経営の全体像

CCIグループでは、「キャリア自律」を個人の成長施策にとどめず、事業戦略を実行するための経営基盤として位置づけています。事業ポートフォリオと人材ポートフォリオを結びつけ、個の成長と事業成長が循環する人的資本経営を目指しています。
※2026年6月29日特別対談セミナー「営業一筋30年から社長へ――『学習する組織』への変革と集合知の経営実践」資料より抜粋

7. 学び続けることが、周囲の可能性を広げる

セミナーの最後に、米谷氏は、これから経営を担う人や人材開発に関わる人に向けて、学び続けることの意味を語っています。

米谷氏は、学び続けることの意味を、次のように語っています。

米谷氏の言葉からは、学びを個人のためだけに閉じない姿勢がうかがえます。

8. BBT経営塾について

BBT経営塾は、経営幹部候補や次世代リーダーを対象とした、Aoba-BBTの経営人材育成プログラムです。2026年秋には第50期を迎え、多くの修了生が経営者や経営幹部として、それぞれの組織で実践を重ねています。

特徴は、知識を学ぶだけでなく、自ら問いを立て、判断し、構想する力を磨く点にあります。限られた情報の中で「自分ならどうするか」を考え、異業種の参加者との議論を通じて、自分の視点を広げていきます。
米谷氏が語った、事実を多面的に捉える視点、集合知を活かす経験、学び続ける姿勢は、BBT経営塾が大切にしている学びのあり方とも重なります。

経営者としての視座を高めたい方、次世代の経営人材を育成したい企業の方は、BBT経営塾のカリキュラムや法人派遣での活用方法を、ぜひ資料でご確認ください。

プロフィール

米谷 治彦 氏
株式会社北國銀行 代表取締役社長
明治大学経営学部卒業後、1993年に北國銀行入行。本店営業部長、東京支店長、執行役員小松営業部長兼CCイノベーション部長、常務執行役員法人部長などを歴任し、2025年より代表取締役社長に就任。2021年にBBT経営塾第39期を受講。その後もAoba-BBTで、リーダーシップ、リベラルアーツ、ノーコードを活用したデジタル実践、ビジネス英語、生成AIなどのテーマを継続的に学んでいる。

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